特効薬がないと言われているRSウィルス感染症は、感染力も強く、目で見えるわけでないので、怖いですよね?
乳児は感染し、重症化すると命にもかかわるという事、
ご存知でしたか?
小さなお子さんは保育園や幼稚園で
ウィルス感染する確率も高く心配だと思います。
RSウィルス予防に関する知識があれば、不安になることはありません。
当ページを読んで頂ければRSウィルス感染症の予防方法は万全です。
是非参考にしてください。
RSウィルスの感染ルート
RSウィルスに感染しても、大人の場合は軽い風邪と勘違いしがちで、
感染に気付いていない大人から子供へという感染ルートが感染拡大に繋がっているようです。
RSウィルスは飛沫・接触感染をしますので、軽い風邪だと油断している大人が、
手洗いうがい等をせずに、子供と接したりして、感染してしまうことが多いです。
また、感染した子供も重症化していない場合には、軽い風邪と思い込み、
親が保育園へ預けてしまい、そこから、保育園中に感染するといったケースもあります。
RSウィルス感染症の予防対策8選
RSウィルスの怖いところは、感染力の強さです。
先述しましたが、RSウィルスは、長時間感染する可能性を残したままテーブルなどに存在します。
その点を注意し、大人も子供も風邪かなと思ったら、マスクをし、手洗い・うがいを
きちんとすることが非常に重要になります。
それでは、RSウィルス感染症予防対策8選を具体的に紹介していきたいと思います。
うがい手洗い
風邪予防の基本のうがい手洗いは、RSウィルス感染所予防にも効果的な予防対策です。
RSウィルスは飛沫感染だけでなく、接触感染もしますので、手洗いはきちんと行いましょう。
手洗いは殺菌効果のある石鹸を使用したり、手洗い後にアルコール消毒をすると効果的です。
そして、うがいもうがい薬(イソジンなど)を使用し、のどの奥まで届くようにうがいをするようにしてください。
マスク
RSウィルスは飛沫感染しますので、マスクをするというのは効果的な予防対策です。
咳き込んだ時に口を押さえた手から、30分間、感染力があると言われています。
さらに、咳の飛沫が飛んだテーブルなどからは、
6時間後でも感染する可能性があると言われています。
飛沫感染を予防するのに、マスクは必要不可欠なものだということが分かりますね。
受動喫煙環境になる場所を避ける
タバコの煙は、気道を刺激するため、気道の状態を悪くします。
その結果、感染のリスクを高め、感染後には、咳症状を悪化させる恐れがあります。
できるだけ、受動喫煙してしまうような環境を避けましょう。
人混みの中を避ける
人混みの中に行くと、感染リスクは高まります。
RSウィルスが流行し始めたら、乳幼児がいる場合には、できるだけ避けたほうが安心です。
風邪をひいている人との接触を避ける
乳幼児はRSウィルスに感染すると重症化しやすいので、
兄弟姉妹などの家族が風邪をひいていたら、なるべく別の部屋で過ごしましょう。
とりあえず風邪っぽい症状の人が家族に居る場合、
できる限り接触を避けることをおすすめします。
手洗い用タオルは清潔に保つ
せっかく手洗いをして殺菌されていても、何人もの人が使ったタオルで手を拭いていたら、
意味がありませんよね。
個人専用のタオルを使用するか、ペーパータオルにするなどして、
できるだけ手洗い後の手に再度菌がつかないように清潔に保ちましょう。
おもちゃやベビーグッズを除菌する
赤ちゃんは身近にあるものは何でも口に入れようとします。
そこに例えばRSウィルスの菌がついていれば、あっという間に感染してしまいます。
できるだけ、赤ちゃんが触りそうなものは、
アルコールや塩素系の消毒剤で除菌してあげてください。
重症化を防ぐ予防接種(早産児等対象有)
RSウィルスに効く特効薬や予防接種ワクチンは今のところありません。
ただ、早産児や呼吸器などに病気を持つ赤ちゃんを対象とした重症化を防ぐ予防接種があります。
月に一回RSウィルスが流行する時期に打ち始めますが、
費用は高額な為、早産児や免疫不全等の乳児に対しては、
保険が適用されることになっています。
市町村によっては、無料になるところもあるそうです。
該当する乳児がいる場合には、検討してみることをおすすめします。
この予防接種は他の予防接種のスケジュールに影響を与えません。
予防接種が多い乳児でも安心です。
もし、RSウィルスに感染してしまったら
RSウィルスの潜伏期間は、2~8日で、だいたい4~6日とされています。
そして、感染期間もウィルス排泄期間は、7~21日間と長いため、
感染が広がりやすくなっています。
それでは、感染してしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
まずは、医療機関で、RSウィルス感染症かどうかを診断してもらいます。
RSウィルス感染症の治療薬は特にありませんので、風邪の時と同様に、
安静にしていることが大切です。
(二次感染や細菌感染の疑いがある場合には、抗生物質投与などの治療を行います。)
脱水症状にならないように、水分補給はこまめに行い、適度な室温・湿度の中で過ごせるようにしてください。
感染した人と家族がなるべく接触しないように注意しましょう。
まとめ
RSウィルスは、このようにしっかりと予防すれば防げる感染症です。
もし、感染してしまっても、風邪同様に安静にし、
しっかりと休息をとれば、自然治療が可能です。
重症化やワクチンがない、感染率が高いといった情報によって、
不安になる方も多いかもしれませんが、一つ一つ予防対策を行っていけば怖くありません。
子供も大人も感染しないようにきちんと対策を取り、RSウィルスを撃退しましょう。